家づくりの基本となるDIYで失敗しない為には。
DIYで何かを作ることは、本当に楽しいことです。
構想を練るのも、材料を決めて調達するときも、作っている最中も、出来上がったものを眺めるのも。
どの段階でもそれぞれ違ったワクワク感がありますよね。
ただ、DIYには失敗はつきもの、失敗しても自分が納得すればそれはそれで良いですが、失敗しないに越したことはありません。
そこで、失敗しない為の方策を考えていきましょう。
ここではセルフビルドの基本となる、木材で机や棚などを作る想定で検証して行きます。
①構想編
構想を練るときは、紙に図面を書きましょう。手書きでもオッケーです。
組み立てるときに縦の部材を伸ばすか、横の部材を伸ばすか、ビスや釘でどの方向から固定するか、絵に描いて考えないと失敗のもとです。
材料の寸法を決めるときも、この図面が大活躍するので重宝します。
ですから寸法をわかりやすく示しておくことです。使用する材料の大きさや厚みは事前に知らべて決めておきましょう。
②材料編
木材はホームセンターで手軽に手に入る時代になりました。木材といっても樹種によっていろいろ特性があります。
硬いもの、柔らかいもの、吸水性が多いもの、少ないもの。色や木目が強いもの、少ないもの。いろいろです。
まずは作りたいものの用途にあった材料はどんなものがよいかを調べるようにしましょう。ネットでいろいろ調べられますし
ホームセンターの店員さんに詳しい人がいれば相談するのも良いです。
例えば、棚を作るとしたら、ある程度強度がありあまりたわまないように、厚みをどれくらいにするかも考えましょう。
あまり外観を気にしないなら、ラワン合板がおすすめです。リーズナブルで手に入りやすいです。
また、2×4材や垂木などの無垢の角材を使う場合、曲がりやねじれがないものを選ぶのも重要です。私も良くホームセンターで一本一本にらみながら良いものだけを購入するようにしてます。
ねじれや曲がりがないLVLという材料もあるので、おすすめです。ただし木材を薄く切ったものを繊維方向を変えて接着している材です。
断面に接着面が筋となって見えるのでそれを気にしない箇所に使ってください。接着剤のにおいも少し気になります。
③加工編
小さな断面の木材なら手で鋸を使って切るのも良いですが、まっすぐ直角に切るのは結構技術がいります。まっすぐに切断するためのガイドも売っていますのでそれを使うほうが失敗は少ないです。ガイドは鋸とセットなっています。必ず合うものを仕入れましょう。
またホームセンターでカットをしてくれるところもありますので、そこで頼むのが無難です。スマホで会員登録をすると10カットまで無料サービスしているところもありますよ。
大きな板などを自分でカットする場合は、電動工具があったほうが良いでしょう。電動のこぎりはいろいろ使えるので買っても良いです。
ただし、海外製の無名メーカーのものは精度や耐久性に難があるので、あまり価格で飛びつかず国産の有名メーカーのものを買ったほうがよいです。
④仕上げ編
仕上もしっかりやると、見栄えや手触りが良くなります。仕上げとは角を少し削って触り心地を良くしたり、隙間をパテで埋めて補修したり、段がついてしまったところを削ったり、全体的に表面をサンドペーパーをかけて手触りを良くしたりすることです。
また塗料で仕上げるときは塗料の安全性を確認するべきです。特に身近に置くものについては、臭いなども気にならないか検討も必要です。
小さい缶を最初に買って試し塗りすることをお勧めします。
⑤まとめ
今回はDIYの基本について、失敗しない為のポイントをお話ししてきました。
簡単なものから始めればだんだんと腕も上がり、ちょっとしたカウンターや机、キッチンだって安くDIYでつくることも可能です。
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