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セルフビルドは基礎や構造体も自分で行う?

基礎や構造体の作業内容をご紹介

セルフビルドを検討するのにあたって、どの程度まで自分でするものなのか気になる方も多いでしょう。
そこで今回は、基礎や構造体の作業はどのような工程でどのようなことを行うのか、注意点も交えてご紹介します。これからセルフビルドを検討される方は、ぜひ参考にしてみてください。

1. セルフビルドは基礎や構造体も自分でつくるのか

セルフビルドというと、建物を建てることに関するすべてを自分で行うというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。実際、そのような方法で行うセルフビルドもありますが、そうではないハーフビルドという方法もあります。しかし、セルフビルドに挑戦するからには、できるだけ自分の手で建てたいという方もいらっしゃるでしょう。
そんな方のために、基礎や構造体をつくる工事がどのようなものなのか、それぞれの工程を紹介していきます。

2. 基礎工事はどんなことをするのか

基礎工事を自分で行うかを検討するにあたって、どんな作業が必要になるのかは気になるところでしょう。そこで、基礎工事の作業内容を詳しくみていきます。

2-1. 地縄張りと遣り方工事を行う

最初に行う基礎工事は、建物を建てる敷地に縄やビニール紐などを張り、建物を建てる場所の確認をする地縄張りです。これが終わると、建物の正確な位置を決める遣り方を出します。
これは、建物の位置や基礎の高さなどを図面から実際に建物を建てる敷地に写す作業で、仮設物として木製の杭などを設置します。これらは建築の基礎になるものなので、かなりの正確性が求められる重要な作業です。

2-2. 掘削工事を行う

その後、基礎をつくるために地盤を掘り起こします。これを掘削工事、別名「根切り」といいます。

2-3. 砕石を敷く

根切りをした後は、建物が沈むのを防止するために砕石と呼ばれる石を敷き、ランマーという機械で地盤を締め固める作業を行います。この地盤を締め固める作業を「地業」といいます。

2-4. 捨てコンクリートを流す

地業という作業で地盤を固めたら、捨てコンクリートを流します。これは建物の強度に直接関係するものではありませんが、流したコンクリートに建物の基準を書けるなど、その後の作業の進めやすさが変わります。

2-5. 配筋をする

基礎は鉄筋コンクリートでつくられているので、この鉄筋コンクリートにするために図面通りに鉄の棒を組み立てていく「配筋」という作業を行います。配筋は建築基準法などでも細かくルールが決められていて、基礎の寿命や強度に直接関係してくるので、非常に慎重に行う必要があります。

2-6. 型枠を組んでコンクリートを流す

設計図に沿って木製や鉄製などの型枠を組み立てて、コンクリートを流す準備をします。そして、建物の構造材と基礎をつなぐための金属製のアンカーボルトという部材を設置します。それから「コンクリート打設」といわれる、型枠の中にコンクリートを流し込む作業です。そしてコンクリートを流し込んでから、一定期間置いた後に型枠を外すのですが、これを養生(ようじょう)といいます。

2-7. 型枠を外す

養生期間が経過したら、脱型といわれる型枠を外す作業を行い、コンクリートにひび割れがないかを確認します。他にもコンクリートを流し込んだときに、アンカーボルトの位置がずれたり曲がったりしていないかなど、初期不良の有無も確認します。この仕上がりに問題がなければ基礎工事は完了です。

3. 上棟工事

続いて、上棟工事の手順をご紹介します。

3-1. 1階部分を組み立てる

通り柱と梁をあらかじめ下準備で組んでから、それらの木材を起こしていきます。そして、木材が噛み合うように加工された「差しまえ」といわれる部分を組み合わせていきます。差しまえを組み合わせた後に、「込み栓」というものをさらに打ち込みんで、より頑丈にするのです。
これらが終わったら木材がまっすぐに立っているか、東西南北のすべてから確認し、必要があれば特殊な道具でコケを起こし、金属のボルトなどを取り付けます。

3-2. 2階部分を組み立てる

1階部分ができあがったら、2階の床下地を敷き詰めて、その上を汚れないようシートで養生します。それから2階の柱を立てて補強のための「骨梁」を施工した後、ボルトで「梁」と固定します。そして屋根の一番高いところである棟の施工が終われば、上棟工事の完了となり、これがいわゆる「上棟」となるでしょう。

4. 基礎や構造体をつくるには手間と時間と技術が必要

これまで手順を書いてきた中でも分かるように、基礎や構造体をつくるには、かなりの技術と正確性が求められます。また、ここがしっかりできていないと、その後の工事や入居後の生活に支障がでてしまうでしょう。また、そういった難しい部分をプロに任せることで、基本性能の高い家になり、時間や体力の負担も少なくできます。
建築について知識や技術が十分でない方は、基礎や構造体といった家の強度などに重大な影響がある部分については業者に任せるような、「ハーフビルド」を選択するのがおすすめです。

5. まとめ

セルフビルドでは、基礎や構造体も自分でつくれますが、それには多くの工程が必要です。また、専門的な技術が必要であったり、高い場所へのぼるので危険をともなったりと、体力もかなり要します。
重要な部分を業者に任せるハーフビルドであれば、基礎や構造体などの難しく重要な部分はプロにお任せし、内装などの未経験者でもできる部分を自分で行えます。
「株式会社ビルドサポート圏央」では、ハーフビルドの中でもどの範囲までを自分で行うのかも選択できます。そして途中で万が一、何らかの事情からセルフビルドを続けることが困難になってしまっても、残りの作業を「株式会社ビルドサポート圏央」へ依頼していただくことも可能です。セルフビルドをしてみたいけど、最後まで自分でできるか不安…という方はぜひ一度、当社までご相談ください。

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