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安心できる家づくりのために!

セルフビルドのデメリットと、その対処法について解説!

近年、DIYによる家づくりとして、自分の好みに合わせたこだわりの家を自分で作り上げる「セルフビルド」が注目を集めています。セルフビルドには、自分の理想の家づくりができることや、費用を抑えることができるなどのメリットがあります。
しかしその一方で、安心して暮らせる家づくりの妨げとなりかねないデメリットも存在するため、注意が必要となります。今回は、セルフビルドのもつデメリットと、その対処法について解説します。DIYでの家づくりを検討されている方は、ぜひご覧ください。

1. セルフビルドのデメリット

セルフビルドには、家づくりに関する作業をほぼ全て自分で行うがゆえに生じてしまうデメリットがあります。ここでは、セルフビルドにおける主なデメリットを4つ紹介します。

1-1. 資金調達が難しい

セルフビルドで家を建てる場合、銀行などの金融機関から資金を借り入れることができなくなる可能性があります。
これは、工事契約書や見積書といった「この建築にはいったいいくらの価値があるのか」を示すものがないために、金融機関が融資の可否について判断するのに困るという理由によるものです。
ただし、建築に使用する建材を工務店や建材屋・材木屋などを経由して仕入れる、工務店と部分的な工事委託・請負の契約を行うなどの対策をとり、必要な資金を明確にすることができればクリア可能な問題でもあります。

1-2. 時間と労力がかかる

時間と労力がかかってしまうことも、セルフビルドにおけるデメリットのひとつです。とくに、全くの未経験者は知識や技術をもたないため、家づくりに関する作業の一つひとつをその都度調べながら行うことになります。そのため、プロならすぐにできてしまうことでも数日かかってしまう場合があります。
また、木材の運搬や組み立てなどといった力仕事も、全て自分で行わなければなりません。そのため、かなりの労力が必要となります。

1-3. 保険に加入できない場合がある

セルフビルドの場合、住宅に関する保険に加入できない場合がある、というデメリットもあります。住宅に関連する保険の代表として、火災保険があります。また、建築作業における事故や怪我の補償の対策として、労働保険があります。セルフビルドの場合だと、これらの保険に加入できない可能性があります。
たとえば火災保険の場合、民間の保険会社であればセルフビルドでも加入できます。しかし、県民共済の場合は住居を目的とする場合にしか適用されません、そのため、セルフビルドで別荘やセカンドハウスを建てた場合に、火災保険に加入できない可能性が出てきます。
また、セルフビルドは個人で行う作業のため、労働保険の適用範囲外となってしまいます。親類や友人に家づくりを手伝ってもらう場合は、事故や怪我の補償について事前にきちんと話し合っておかなければなりません。

1-4. 構造上の問題が発生した場合、自己責任となってしまう

新築住宅を供給する業者は、住宅瑕疵(かし)担保履行法により、住宅瑕疵担保責任保険に加入することが義務付けられています。「瑕疵」とは、住宅の構造耐力上重要となる部分、および雨漏りを防止する部分に発生した欠陥のことです。建築業者が請け負った住宅に瑕疵が見つかると、住宅瑕疵担保責任保険が適用され、補修費用が10年間保証されます。
しかし、全てセルフビルドで家を建てた場合、瑕疵の修理にかかる費用は全て自己負担となってしまいます。一方、ハーフビルドとして主要となる構造部分をプロの業者に委託した場合は、全ての工程を業者に委託した場合と同等の保証を受けられます。

2. セルフビルドのデメリットを解消するには

これまでに説明してきた通り、セルフビルドで家を建てる場合、自分で全ての工程を進めなければならないためにぶつかってしまう問題がいくつもあります。しかし、これらの問題はある手段をとれば解消することが可能です。
その手段とは、「ハーフビルド」です。ハーフビルドでは、基礎工事や躯体・屋根・外壁など、家の主要となる部分をプロの業者に委託します。この一部分を業者へ委託するということが、数々のデメリットの解消につながるのです。
まず資金調達についてですが、一部の作業を業者に委託することで、作業にかかる見積もりを取ることができます。これを金融機関へ提出すれば、この建築の価値を示すことができるので、借り入れに有利となります。
時間と労力についても、基礎工事や躯体・屋根・外壁工事などの重要な部分をプロに任せることでそこにかかる時間が節約できます。また、このような重要な部分は他の作業と比べると重労働となりますが、そこをプロに請け負ってもらうことで、自分にかかる労力の軽減にもつながります。さらに、内装などに関してもプロへ相談したりサポートを受けたりということが可能になるため、作業がスムーズに進められます。
また、労働保険については業者と契約することで保険が適用されますし、住宅の欠陥が見つかった場合も住宅瑕疵担保責任保険が適用されるので、十分な保証が受けられるようになります。
ハーフビルドにした場合、業者へ一部を委託する分、どうしてもセルフビルドよりも大きな費用がかかってしまいます。しかし、費用がかかる以上に、業者へ委託することで安心できる部分も多くあるということは知っておく必要があります。

3. まとめ

今回は、セルフビルドにおけるデメリットと、それを解消させる方法について解説しました。セルフビルドは、家づくりにおいて自分のこだわりを実現させることが可能です。ただし、未経験の人が全ての工程を自分だけで行うにはハードルが高く、完成までに多くの時間や労力を費やしてしまいます。さらに、保険の問題や、欠陥が見つかった時も自己責任になってしまうなど、多くのデメリットがあるのが現実です。 しかし、全ての工程をセルフビルドにこだわらず、ハーフビルドとして一部をプロの業者に請け負ってもらえば、これらのデメリットが解消されます。そして、安心して暮らすことのできる家づくりが実現できます。 「株式会社ビルドサポート圏央」では、これまでの経験や実績をもとに、お客様が安心してセルフビルドに取り組めるようなサポートを提供しております。また、基礎工事や上棟工事、屋根・外壁工事、窓ドアの取り付けなどを引き受けることで、基本性能が高い住宅の実現をお手伝いいたします。これからDIYで家を立てようと検討なさっている方は、ぜひ「株式会社ビルドサポート」へお気軽にお問い合わせください。

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